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上司と部下の「最終決戦」──勝ち残るミドルの“鉄則"

上司と部下の「最終決戦」──勝ち残るミドルの“鉄則
上司と部下の「最終決戦」──勝ち残るミドルの“鉄則"──

【つまり?】

 最終決戦といっても、勝負を挑んだらダメ。
 上には逆らわないか、出世を前提とした生き方を止めるか。


【ポイント】

 真面目に働くことはいわば当たり前のことで、それ自体が評価されることはまれ(P108)
 
 でも本当は当たり前のことを当たり前にこなす難しさがあり、
 それを評価しない、真面目がバカを見る社会はおかしいと著者は言います。
 
 要領の良い奴や上司に取り入るのがうまい奴が出世する。それでいいのかと。

 でも結局、
 上の人間が思い描いている働きを実行すると、昇進コースに乗る。
 上司をいかに出世させるかという意識が必要(P199)

 なんですよね。

 そこで、出世だけではない「違う生き方」を模索するのも手だと

 「生産性をあげろ」との役員の指示に従い、部下を数字でしか
 見れなくなった管理職が、自分を反省し、部下との対話を重視した
 職場を作ることを目的に変えた。

 結果として数字は達成されず、その管理職は地方へ飛ばされるはめに。
 けれど、部下たちから感謝された。そこに達成感を見出した。

 この話は印象に残りましたね。

 また、中年期のある段階で、「もうこれ以上出世できない」と 
 突然悟ってしまい無力感に襲われる「キャリア・プラトー」
 「中期キャリアの危機」「ミッドライフ・クライシス」と呼ばれる危機。

 それに陥った別の管理職が、後進の育成に自分の意義を見出し
 モチベーションを取り戻したという話もありました。

【感想】

 タイトルの決戦というのはどこへやらという感じです。
 上司部下の最終決戦といっても、結局は上に逆らったら負け。
 勝負は最初から成立しないという印象を持ちました。

 さて、組織で上に行けるのはごく限られた人のみ。そんな
 出世前提の人生だと失敗するリスクが高いってことですね。

 上に行ってもずっと同じことが続くだけ。社長になっても
 株主に脅かされ、他人を中心に据えた人生に終わりなし。

 誰もこんな働き方を良しとしてるわけじゃないのに、
 他に身動きがとれないだけ。そして、いつか「失敗」にぶち当たる。

 集団で崖から落ちるレミングを笑ってられません。

【実行すること】

 別の生き方を作っていく

日経ビジネスより
第1章 部下との心理戦
 ─今どきの若手と向き合う
第2章 上司との消耗戦
 ─分かってくれない上司に負けない 
第3章 社会との持久戦
 ─時代の不条理に耐える
第4章 いざという時の撤退戦
 ─追い詰められた末の「奥の手」
第5章 読者と語り合う現代ミドルの実情
終章 心を開けば光も差し込む

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テーマ : 仕事論
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 出世 働き方 キャリア 競争 昇進 上司 部下 河合薫 日経BP社

グローバル資本主義を卒業した僕の選択と結論

グローバル資本主義を卒業した僕の選択と結論
グローバル資本主義を卒業した僕の選択と結論

【つまり?】
グローバル資本主義を生き残る方法=自発力+スピード+熟達

【参考】

人間は2つのタイプに分けられる。
大概のことなら自分の力で始められる人と、誰かに教えてもらわないと
何もできない人だ


自分で始める力があって、さらに2つのことが必要
①スピード
②習得レベルの高さ、熟達の深さ

自発的なだけでも大分強いですが、さらに、
自発的+スピード+習得レベルまで合わせて抜きんでることができると。

習得、熟達を深めるには次のことが必要
①何をマスターすればよいか、適切に標準を定める
②基本を完璧に身に着ける
③自分の腑に落ちるまで掘り下げる


ハーバード理事「石井さん。ハーバードはリーダーを排出する大学だ。
確かに、ブッシュ(大統領)は英語を間違えることがある。しかし、
たとえ彼の英語が間違っていたとしても、彼はアメリカ国民をリードしている。
彼は立派なリーダーだ。僕は、彼をハーバード大学の卒業生として誇りに思う」と。
僕はその答を聞いて、目からうウロコが落ちた。頭が良いことと、リーダーになることは
まったく別の能力だということを改めてはっきり認識したのだ。


「なぜハーバードはこんなににもリーダーシップがあって、感じもよくてという
学生を育てることができるのか」と理事に尋ねた。
答えは「ハーバードにリーダーを育てるノウハウはない。全米の高校から
優秀な人材を集められるからだ」だった

リーダーを育てるのにハーバードに付加価値はないと言われたので、
著者は次に、ハーバード合格者を量産する全寮制高校へ話を聴きにいきます。

フィリップスアカデミーでも、同じように優秀なリーダー的学生が多くいた。
校長に同じ質問をした。答えは「全米の中学から優秀な学生を集めるから」だった

もう、優秀な学生の上澄みをすくいとるルート、システムなだけですと。
確立されたシステムだからこそ、むしろ信頼性が増すということですね。

受験勉強における「傾向と対策」の考え方は、
あらゆる仕事に共通する基礎的スキルと言える


サルトル「人は何かを選択することによって、自分を拘束する。
しかし、自分で何もしなくても、他人の選択によって拘束されることもある。
そのことに気づくべきだ

だから、自ら主体的に選択する力をつけることが重要だと主張しています。

【感想】
東大医学部博士課程まで進みながら、外資金融に就職し、32歳で一生分の
稼ぎを得てリタイア。今は教育系ビジネスの経営者な著者。

大学受験や、キャリアを切り開く中で著者が発揮してきた工夫、あるいは、
偶然のチャンスの掴みかたを綴った内容でもある。

東大医学部外資金融デリバティブ商品開発+外銀最年少ディレクターという
著者のキャリアですが、それでもなお「主体的に生きなきゃまずい」と感じた
というわけです。立派な経歴だけではのし上がらせてはくれないんですね。

つまり、肩書きが立派なのは必要条件だけど、プラス努力、工夫、意志力、
自己演出力みたいなものがないとダメだと。

競争に限りなし。どこまでいっても競争は終わらないんです。

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